2021年、思い立ったときに人からお題をもらって短歌を作っていて、まあ、なんというかかなり見ていて恥ずかしくなるようなできばえなんですが、こういうのは公衆の面前に晒して、それで上達していくというものでありまして、とにかく、始めてから3ヶ月間の駄作たちをここに供養しようという、そういうブログです、今日は。
【元旦】
人類滅亡の直前目が覚めて今日はセーフと安堵する朝
【朝】
仮に明けない夜は無かったとしてもその朝はきっと希望なのか?
【道】
「止まれ」って言われなくても止まってんじゃん進み方知らないんだから
【月】
言い古された愛の告白さえ胸に響くほど月が綺麗だ
【zoom】
君の目を見ず目を合わせなきゃいけない。
画面の君もうつむいている
【帰り道】
明日天気になぁれと蹴りだす靴はいつだって横か下しか向かない
右側のクリーニング屋が逆にある
左に居た猫はもういない
【ラジオ】
ねぇどうせ聞きたい話だけ聞くなら
周波ズレたらマジ騒ぐから
【洗濯物】
君のモコモコパーカーは乾かない
湿ったままの17時、月が白い
【喫茶店】
お砂糖とミルクはおつけいたしますか?曖昧になる世界の境界
【海】
浮き輪を膨らましてくれた金髪も
マフラーして白い息を吐く
【陽射し】
目を逸らし眉を顰めて享受する
差し込む陽と愛している人
…精進しまーす